クライミングシューズをリソールしてみよう!

2020年3月19日 10:59 pm

Category:クライミング/ギア /  Write:ワルツ /  Tag: /

リソールすると「いいことだらけ」のクライミングシューズ

多くのスポーツシューズは使い捨てですが、クライミングシューズはリソールすることができます
登山とクライミングについては、新しい靴を買うよりリソールしたほうがよい場合が多く、シューズのリソールは特別なことではありません。

リソール後はまるで新品のような感じに

リソールする前は、ヨレヨレ感が出ているクライミングシューズもリソール後は、見違えるほど目新しくなります。
とは言っても、リソール回数にも限界があったりと履き心地が若干変わったりとデメリットもあります。

つま先+底をリソールした靴(計2回リソール)

リソールするメリット・デメリット

リソールのメリット

クライミングシューズをリソールする人もいれば、全くしない人もいます。
リソールはコスト面以外でも多くのメリットがあります。

  1. 購入するより低コスト
    クライミングシューズの定価にもよりますが、新しく買うより、リソールしたほうが10,000円以上お得です。
  2. 好きなラバーが選べる
    リソール業者によりますが、クライミングシューズのゴムの種類を選ぶことができます。
    硬いソールや柔らかいソールと自分のクライミングスタイルに合わせた靴を作り出すことができます。
  3. 足型が変わらない
    新しいシューズは自分の足型に馴染むまで登りにくいものですが、リソールした靴はそういう問題がありません。
  4. リソールついでのカスタマイズが可能
    リソールついでにトウラバーを追加したりと若干のカスタマイズも可能です。
境界線でゴムの種類が変わっています。

一足20,000円のシューズと一回7,000円のリソールだと、年2足分交換で年間26,000円差。
毎回リソールは現実的ではないが、適度にリソールすることでその他ギアにお金を使うこともできるのです。

リソールのデメリット

リソールしないクライマーも沢山います。
理由として以下があげられます。

  1. 履き心地が若干変わる
    リソールに出す前に比べ、若干履き心地が変わることもあります
    しばらく履くと違和感はなくなります。
  2. リソールの仕上がりまで数週間かかる
    リソール業者によりますが、依頼してから数週間はリソールにかかるため、靴が1足しかない場合はその間クライミングシューズが無くなります。
  3. ソール以外の劣化が進む
    クライミングシューズのリソールは、ソールのみが対象なのでそれ以外は劣化が進みます
    例えば、ベルクロのテープが切れた、靴のソール以外が破けた、靴の剛性が無くなってきたなどがあります。
    部位の痛み具合によっては、新品を買ったほうが結局良い場合もあります

どのクラスの靴からリソールするか?

登山、クライミングでは入門用のシューズをわざわざリソールする人はあまりいません。
クライミングシューズの場合、リソール価格が購入価格に対して、30~50%程度の場合リソールする人が多いです。
リソール価格はつま先補修を含めても相場は7,500円程度です。

15000円以下のクライミングシューズは、リソールする人が少ないのが現状です。
また靴によって、リソールできる回数がある程度きまってきます
私の場合は、A社はリソールするけど、B社はしないなど決めています。

ハイエンドクラスは、リソールしたほうがお得

リソールするタイミングは?

どんな状態のクライミングシューズでもリソールできるわけではありません。
過度に酷使されたものは、修理不可となる場合もありますので、早めにメンテナンスしてあげるべきです。
リソールタイミングは、以下の場合が目安になります。

  1. つま先のゴムが無くなり、靴の表皮が見えた時
  2. 底のゴムが無くなり、ラウンドラバーが出てきたとき
  3. ゴム全体が少なくなり、靴の剛性が無くなってきているとき
リソール手遅れ気味。表皮が破損している。

つま先やヒール部分も修理できるリソール

クライミングシューズのゴムは、底のゴム以外にもラウンドラバーやヒールラバーがあります
しばらく履いていない靴は、ゴムの劣化が進むのでヒール部分が剥がれたりするケースが多いです。
また、ベルクロの修理や表皮破れの修理など、修理業者によりますが、様々なオプション補修があります

ヒール部分のはがれも修復できるリソール

定番のリソール業者

日本国内で有名なリソール業者をご紹介します。

バーチリソール

リソール業者としては、一番有名かもしれません。クライミングシューズ専門の工房として2000年より営業しています。
修理からチューンナップまで、トップクライマーからファンクライマーのシューズを修理してきた実績があります。

■バーチリソール
http://www.e7a.jp/resole/

凛靴

京都にある靴の修理店です。
クライミングシューズ専門ではありませんが、流石は靴修理のプロ。仕上がりは見事です。
ベルクロ補修などラバー以外の修理も可能です。

■凛靴
http://kyoto-rinka.com/

イボルブジャパン

クライミングシューズでお馴染みのイボルブの日本代理店が行うリソールは安心感があります。
イボルブのシューズは若干割引があるようです。イボルブ愛好家には特にお勧めです。

■イボルブジャパン
https://evolv.jp/resole.php

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