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複雑な登攀ほど道具が必要…
一言にクライミングと言っても、小さな岩を登るスタイルからロープを使ってビックウォールを登るスタイルまで様々。
2010年ぐらいから急速に流行っているのはボルダリングという小さな岩をロープを使わず登るスタイルでこれが一番シンプルな登り方。室内で登るのがお手軽な体験方法です。
室内-ボルダリング 4,000円程度

「初めてのクライミングは室内ボルダリングだった」という人は今非常に多く、それほどにクライミングジムが充実してきました。
何も持たず、サッと行って道具もレンタルできるので便利です。
靴さえあれば登れますが、滑り止めのチョークとセットで500円ぐらいが相場。
総額でレンタル道具+会員登録料+利用料で3,500~4,000円程度で体験できます。
外岩-ボルダリング マットも必要になって55,000円程度
クライミングジムとは違い、外岩でクライミングをする場合、必要な道具が増えます。
レンタルはできませんので、シューズなども自分のものが必要になります。
最低限必要なものは、

- クライミングシューズ 15,000~20,000円
- チョークバック 4,000円
- ボルダリングマット 30,000円
- 掃除ブラシ 100円~1000円
ジムでは厚さ30cmほどのマットが敷き詰められていますが、外岩では、10cm程度のマットで、大きさも小さいので危険度は増します。
マットがなかった時代は、ノーマットでしたが、今でもノーマットスタイルのクライマーもいます。(ほとんどいませんが…)
外岩の場合、ブラシで岩のチョークを落とすのがマナーですので、ブラシも必要です。
外岩-スポートクライミング 確保器具とロープ等が増えて100,000円程度
ロープを使ったリードクライミングは、道具が多くなります。最低限の道具として

- クライミングシューズ 15,000~20,000円
- チョークバック 4,000円
- ロープ 20,000~30,000円
- ハーネス 5,000円~15,000円
- クイックドロー×12本 36,000円
- セルフビレイ用 スリング 3,000円
- 確保器(ATC+カラビナ) 6,000円
- グローブ 2,000~7,000円
- ヘルメット 10,000円
ヘルメットは必ず必要というわけではありませんが、最近は被っている人が多いです。
岩場によっては被ったほうがよい所は沢山あります。
いきなり初心者で外岩のリードする人は、ほとんどいません。(初心者のリードクライミングは危険)
熟練者に登攀方法を室内ジムで教えてもらい外岩へ行く人がほとんどです。
外岩-マルチピッチ 様々な道具が必要で270,000~300,000円以上
ビックウォールを登るマルチピッチでは、さらに道具が増えてシステムも複雑に…
ビックウォールでも日帰りのマルチピッチなら(ケースによりけりですが)

- トラッド+スポートクライミング ギア一式 200,000円
- ディッセンダー 2,000円
- アッセンダー 10,000円
- プーリー 5,000円
- 支点ビレイ対応ATC 5,000円
- クライミング用ザック 20,000円
- ハーケン 4本 10,000円
- ハンマー 10,000円
まとめ
山岳会などに入るといきなりクライミングギアが必要になることもありますが、ほとんどの場合、自分の登攀レベルに合わせてゆっくり増えていきます。特にロープワークが必要になってくるクライミング辺りから必要な道具が増えていきますので、ギアを熟知している人に良く聞くなどして選びましょう。
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元登山用品店の好日山荘。5歳で北アルプス表銀座に連れていかれた山好きの親の元で育った。
山とクライミングが好きすぎて、家にプライベートウォールがある。
現職はWEBデザイナーでJAPAN MENSA会員。