登山靴の選び方ポイント

2020年3月15日 9:06 pm

Category:登山/山道具/登山靴 /  Write:ワルツ /  Tag: / /

登山靴は何足も履いて決めよう!

何でもECサイトで選べるという便利な時代、だけども登山靴だけは店舗で実際履いてみたほうが良いのです。
登山靴が足にあっていないと、登山中にリアタイヤせざる得ない状況になる場合がありますし、気づかぬ間に外反母趾になるなど、足に悪影響を与えてしまいます。

選ぶ店は、登山靴が沢山ある大きいお店、そして熟練のスタッフがいるお店がお勧めです。
※できれば平日に行ったほうが接客に余裕があっていいかもしれません。

どんな登山をするかで、決まる登山靴のグレード

登山靴は、まず足型より先に「どんな登山をしたいのか?」を明確化すると、求める靴に近づけます。

  • 標高500M程度のハイキング
  • 標高1500M以下の登山
  • 標高3000M級の登山・縦走
  • 冬山登山
  • 厳冬期、標高3000M級
  • 沢登り
  • アルパインクライミング
  • マルチピッチクライミング
  • トレラン

など挙げればきりがありませんが、登山靴を買おうと思っている人は、何となく答えは持っているのではないでしょうか?
登山靴は大は小を兼ねる部分がありますが、やはり適材適所です。
ちょっとしたハイキングに、底がカチカチで剛性のあるロングハイカットでもいいですが、疲れるはずです。
色んな山に行くのであれば、何種類か持っていても良いかと思います。

ハイカット、ミドルカット、ローカット?

どれも良さがありますが、特殊なケースを除いてローカットはお勧めしません。
マルチピッチやトレランの場合は、足首が固定されていることで弊害があるケースもありますが、それなりの重量のリュックを背負った登山だと足首はしっかり固定されている登山靴を選ぶべきです。

下り坂で足首をぐねって、重症の捻挫になると本当に下山できません。
ハイカットなら足首が固定されているので、捻挫をしにくくなります。
ハイカットがどうしても馴染まない人は、低山ハイクに限ってはミドルカットでも問題ないかと思います。

登山靴は、防水+通気機能は必須機能

登山道は悪路による水濡れ、突然の雨、など靴が濡れることが多くあります。

足の中が濡れていると皮がふやけて、靴擦れの原因になります。一回なってみるとわかりますが、相当痛いです。
また通気性が悪い靴だと、蒸れと汗で靴の中が濡れてしまうので、通気性のよい靴がおすすめです。

防水と通気性を兼ねそろえた素材、ゴアテックス(GORE-TEX)

防水で通気性が良い靴…相反する性質をもった靴なんてあるの?と思いますが、ゴアテックス(GORE-TEX)という素材を使った靴なら全てそうなります。
ゴアテックス以外に各社独自開発している素材もありますが、ゴアテックスを選んでおけば間違いないでしょう。

水は通さないけど、空気は通す魔法素材。

デザインより足型に合っているかが大事

自分がしたい登山に合った靴、防水+通気性があるGORE-TEX素材の靴、それ以外で重要なのが、その登山靴が自分の足型にあっているか?です。

ここで見た目つまりデザインで登山靴を選ぶ人がいます…そういう人は記憶に残るのですが、後で靴をもってお店に来て足が痛いと言います…やっぱりか…と。

日本人の足型は幅広い。

かなり多くの人の足を見てきましたが、ほとんどの人の足は幅広です。
足の長さは靴のサイズを上げれば、簡単に調節できますが、足幅は靴のサイズを上げてもあまり広がりません。

足型はエジプト型やギリシア型などありますが、結局のところ履いてみるしかありません。(履いてもわからない場合があります)
ちなみに店で靴を履いて30分ほど歩き回り、買ったお客さんでも後で痛いとお店に来るぐらい難しいのです。

まずは、登山靴の中敷きに乗ってみる。

個人的には、これが一番分かりやすい方法です。
中敷きに乗って足がはみ出してしまったらやめたほうがよいです。
特に小指側がはみ出していると、痛くなるケースが多いです。

縦のサイズは、親指から1cmほど空いている状態が好ましく、縦がぎりぎりだと下山中に痛い思いをします。

登山靴の選び方 まとめ

まずは、どんな登山をしたいのかを決めるのがお勧めです。
それがきまれば、登山靴の形が大体決まります。(ハイカット、ミドルカットなど)
GORE-TEXは必ず必要というわけではありません。(登山靴はほとんどGORE-TEXが入っていますが…)
防水機能は、往復2時間程度の山で、天気の良い日なら防水効果はいらないケースがほとんどでしょう。

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