クライマーの理想的な体重

2020年3月17日 11:33 pm

Category:クライミング/モチベーション/クライミングの知識 /  Write:ワルツ /  Tag: / /

グレードを上げたいなら、贅肉をそぎ落とす

どれだけ登っても、これ以上グレードが上がらない…そんな状況に長期間陥っているなら、体重を減らすのが手っ取り早い方法です。
長年クライミングに取り組んで、テクニック+筋力の急成長が望めないなら、体重を減らしたほうがグレードアップには楽です。

贅肉は百害あって一利なし

とてつもなく悪いホールドを使って、重力と己に抗うクライミング(ボルダリング)。
自らの肉体を支えることのない贅肉は、あっても何の役にも立ちません。 ここまで来るともう道は、痩せるしかないのです。

脂肪が沢山あっても壁は登れないのです…。

重すぎる体重は、怪我の原因に。グレードアップも望めない。

一番登れるベスト体重を見つける

クライミング能力が最大に発揮できる体重は人それぞれです。(今の体重かもしれません)
ですが、無駄な脂肪が沢山ある状態がベスト体重であるはずがないので、BMIを使って理想体重に近づけます

BMI値はヒトの肥満度を表す数値

BMIとはボディマス指数と呼ばれ、体重と身長の関係から算出されます。
日本人のBMI基準値は男性が22.0、女性が21.0と決められています。

BMIの基準値は、人として健康的な数値

BMIの基準値は統計的にみて最も病気にかかりにくい健康的な数値とされ、この数値から離れるほど有病率が高くなる傾向があります。
クライマーの場合、健康的であることは無視します。(色んなものが犠牲に…)
登れることを第一優先にしたときの適正体重ですので、基準値より低く見積もります

ここまで体重管理にこだわるスポーツもめずらしい…

健康的な基準値どころではない、クライマーのBMI基準

日本人のBMI基準値は男性が22.0、女性が21.0です。
ある人にとっては、基準値がベスト体重の可能性はありますが、多くの人にとってそうではないでしょう。
ベスト体重は、BMI平均値-1~2あたりを基準として自分で探るしかありません。

理想体重は、美容体重より若干攻める

BMI基準値になる体重を標準体重といい、あくまでも健康であることを前提として決めた体重です。
人が美しくとどまる体重として美容体重というものがあり、個人で異なりますが標準体重より約5%ほど落とした体重です。

標準体重×95%=美容体重

BMI値が20になる体重は、美容体重より若干軽いのでそれをクライマー体重基準値とします。

標準体重×92%=クライマー体重(BMI約20)

引き締まった筋肉を纏いながら、さらに絞りきるストイックさ…

あなたのBMIとクライマー体重

自分の体重は知っているけど、BMIやクライミングに理想的な体重は、知らない人がほとんどでしょう。
自分のBMIと標準体重を知って、理想的なクライマーズボディを手に入れましょう

世界保健機関(WHO)が区分けしたBMI評価とも照らし合わせができます。

性別 男性 女性
身長 cm
体重 kg
■標準体重kg
■クライマー理想体重Kg
■あなたのBMI
世界保健機関(WHO)での 評価とあなたのBMI値
BMI 判定  
<16 痩せすぎ
Severe thinness
16~<17 痩せ
Moderate thinness
<18.5 痩せぎみ
Mild thinness
18.5~<25 普通体重
Nomal range
25~<30 過体重
Overweight
30~<35 肥満(1度)
Obese class I
35~<40 肥満(2度)
Obese class Ⅱ
≧40 肥満(3度)
Obase class Ⅲ
WHO::Global Database on Body Mass Indexより

BMIが18.5以下は痩せすぎ、18.5~25.0は健康的、25.0以上は肥満体型です。
BMIが18.5以下の痩せぎみ(Mild thinness)以下は、クライミングに必要な筋肉が付きにくいと思われます。

まとめ:適正体重は痩せてみないとわからない

結局今がベスト体重なのかは、痩せてみないと分かりません
クライミングに必要な筋肉が減らない程度に、体重を落とす。
その境界線を自分なり体感して、維持することがグレードアップにつながります。(健康ではないと思いますが)

クライミングに必要な筋肉を残しながら、無駄な贅肉が少なくなる体重を探す。
このグラフでは、6番あたりが適正であると予想できます。
人それぞれの数値ですが、確実にグレードアップします。

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