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クライミングに必要な強力なフリクションが得られる液体チョーク
数ある液体チョークの中でもフリクションが高いと評価されるPD9。
従来の液体チョークは結局のところ、粉チョークが指に細かく付着する程度のものでしたが、PD9はホールドに触れた瞬間に違いが分かるほどフリクションを感じることができます。
次世代液体チョークPD9の特徴
従来の液体チョークは、比較的大きいボトルに入っていて粉チョークと一緒に持ち運ぶのは面倒です。
また粉チョーク同様に、乾くと粉塵が飛散して衣服が真っ白に…、また粉塵を体内に吸い込むことは少なくなります。
使用中にアルコールが飛んで、ボトルの中にチョークの塊が残り最後まで使えなかったりと不満点が多かったように感じます。
PD9はそのような不満点を全て解決する液体チョークなのです。
アルミナ(金属粒子)による強力なフリクション(松ヤニ成分不使用)
PD9には、従来の液体チョークには使われていないアルミナという物質が使われています。
アルミナは水分の吸収性が高く、吸着力に富む微細な金属粉で、指に吸着したアルミナが手の滑りを防止します。
PD9をつけて感じるのは、ホールドが滑らないというより、引っ掛かりがあるという感覚です。
指に鱗のようなものがついているような感じで、本当に良くとまります。
外岩の場合は、岩質によって変わると思いますが、ジムのホールドについては文句の付け所がありません。
しかもロジンフリー(松ヤニ不使用)で、場所を選ばずに利用できます。
クエン酸Naと乳液配合で従来の液体チョークに比べ、手荒れが少ない。
PD9は従来の液体チョークに比べ、乳液など指に優しい成分が配合されているので、手が荒れにくいのも特徴です。
従来の液体チョークは、アルコールに敏感な人には辛いですし、岩ですり減った指皮に使うのは酷なものです。
とってもエコノミー、2~3滴でしっかりホールド
PD9は指先に数滴たらすだけで効果があります。容量は少ないですが、結局はエコノミーな液体チョークです。
従来のように、液体チョークを手に大量につけ、乾くと粉チョークだらけ…ということはもうありません。
付ける量が少ないので、粉塵も少なく手荒れも軽減されます。
岩に白いチョーク跡が残りにくく、景観破壊が少ない
ほとんど手にチョークがついている感じがしないので、岩が汚れません。
絶えずトライされる人気ルートは、どれだけブラッシングしてもチョークを落とすことは難しいですが、PD9ならそれが改善されるかもしれません。
これは、クライミングが抱える大きな問題を払拭できる可能性を秘めています。
ボルダリング専用チョークとしてリニューアルしたPD9
PD9は、2017年10月にモデルチェンジしています。
今回のモデルチェンジでは、ボルダリング競技にフォーカスし、これまでにない強力なグリップ力を発揮します。
また同じ価格で容量が50mlから60mlに増量してました。
フリクションは旧タイプとほぼ同様
旧タイプと比べ、フリクションが劇的に変化したという印象はありませんでした。
ボトルが手に馴染み、持ちやすくなった。
ボトルの形状が大きくなりましたが、薄くなり手全体で持てるので持ちやすいです。
しっかり握りこめる形状なので、片手で蓋が開けやすくなりました。
旧タイプのものは、ボトルが小さいので、蓋を開けるのに両手を使いましたし、小さすぎて岩場のどこかに消えてしまいそうでした。
容器は大きくなったといっても小さいので、会社帰りにジムに通うクライマーには荷物にならず最適です。
ピーチの香りは無くなり、無臭になった。
賛否両論だったピーチの香りはなくなり無臭となりました。
詰め替えボトルも販売しているエコなPD9
クライミングの液体チョークでは、珍しく詰め替えボトルが販売されているPD9。
価格も300mlで3500円なので、コストパフォーマンスはとても良いです。
一本で購入すると、16.3円/ml、詰め替えボトルなら、11.6円/mlと30%ほど安くなります。
これで登れる課題が増えるなら試して損はなしのPD9
PD9は、これまでチョークにあまりこだわっていなかったクライマーなら是非お勧めの液体チョークです。
これで目指している課題に少しでも近づけるなら試す価値は十分にあると感じさせてくれるチョークだと思います。
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元登山用品店の好日山荘。5歳で北アルプス表銀座に連れていかれた山好きの親の元で育った。
山とクライミングが好きすぎて、家にプライベートウォールがある。
現職はWEBデザイナーでJAPAN MENSA会員。