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一人最低1枚+αは持っていきたいボルダリングマット
外岩ではクライミングジムと違って、自分でマットを用意します。
本当に色々なクライマーがいて、一人で3つ持ってくるクライマーもいれば、後から遅れてやってきてお風呂マット一枚だけ…というクライマーもいます。
マットの持参枚数は、性格がでる面白いところです。
一人で外岩に行く場合は、2枚はあったほうが良いと感じます。
マットを移動してくれる人もいないので、1枚では危ないです。
安心して一枚で登れるのは、正体ムーブで登る下地が綺麗な垂壁直登ラインぐらいです。
マットなしで登るクライマーもいます。
今日では、本当に見かけることがありませんが、マットなしのノーマット主義クライマーもいます。こればかりはスタイルなので、個人の自由です。
課題がノーマットで初登されたものですと、やはりノーマットでトライするべきなのでしょうが、怪我しては元も子もないのです。
マットが多いほうが、安全ですが、人気課題の前はマットだらけでジムみたいになっていることもあり、外岩と言えども、環境が色々変わります。
マットの枚数は、自身のクライミング精神と関わるところもあり、多けりゃ多いほうが安全でよいとも言い切れない所です。
(私個人の意見は、怪我は少なくするのが良いので、マットが明らかに足りない状態では、登らないほうがよいと感じます。)
サブマットは1枚あると便利
メインマットに加えてお勧めなのが、サブマットです。
メインマットの半分以下の大きさと厚みのマットで、狭い部分に突っ込んで使ったり、マットの隙間を埋めたりと、役立つマットです。
薄いので、突っ込んだり、曲げて使える便利なマット
サブマットは、メインマットの代わりに使うのではなく、サブマットでしかできない仕事を割り当てます。
- 狭いオーバーハングスタート時の下地に
- マットの隙間に
- スポッターの盾として
- ご飯を食べる時のゴザーや登る前の土落とし場として
- 下地が悪い課題の岩隠しに
メインマットより、使い方は広がるサブマット。
メインマットに挟んで運べるので、全く荷物にならない優れものです。
オススメのソロボルダリングスタイル
メイン1~2枚+サブマット1枚~2枚の範囲で大体大丈夫
個人的には、これぐらいあれば、大丈夫と感じます。
メインマット2枚は、1つ背負って1つは手で持って移動します。※
※アプローチが悪い岩場は、お勧めしません。怪我します。面倒ですが、1つずつ運びましょう。
ハイボルをソロで練習する場合は、課題によりますが、2枚以上はあったほうがよいと感じます。
メインマットが1枚で行く場合、出来るだけ大きいサイズのマットがお勧めです。
マウンテンダックスのゴレイロトリプルは横幅180cmと大きく、サブマットと合わせるとカバー面積は大きいです。
大人数で行く岩場は楽です。
3人以上のクライミング仲間と行く場合は、メインマット1枚の持参で問題ないでしょう。
もっと大人数で行く場合は、お風呂マット1枚で参加もOKになります。※
※お風呂マットは昔ながらの代用マットですので、できればサブマットがお勧めです。
なぜ、お風呂マットがクライミングマットとして使われているのかは、サブマットが昔なかったからでしょう…
合計5枚もあれば、大丈夫
一つの課題をみんなでトライする場合、5枚もマットがあれば、トラバース課題であっても大丈夫でしょう。
スポッターもいるので、マットの移動もできて安全です。
まとめ
マットの数で気を付けたいのは、ソロボルダリングの場合です。
ソロの場合は、マットの数が少ないと感じたら必ず足したほうが賢明です。
ボルダリングだけでなく、クライミング全てに言えますが、落ちるのも技術なので、マットの数が多いから安全と過信せず、今落ちたらどうなるか?ということを意識してトライすることが重要です。
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元登山用品店の好日山荘。5歳で北アルプス表銀座に連れていかれた山好きの親の元で育った。
山とクライミングが好きすぎて、家にプライベートウォールがある。
現職はWEBデザイナーでJAPAN MENSA会員。